シナリオ作家 検索結果

検索ワード: 内田栄一

全5件

きらい・じゃないよ 表紙画像

きらい・じゃないよ

内田栄一

990円(税込)

2022-05-12

内田栄一がハイライトフィルムを設立して自主製作した8ミリ映画。内田は還暦を過ぎての監督デビューをはたした。映画は何でもありという精神で、これまでの内田ワールドがより先鋭的に大胆にシナリオ化されている。日本映画監督協会新人賞にノミネート。

底本:決定稿

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水のないプール 表紙画像

水のないプール

内田栄一

990円(税込)

2022-05-12

内田栄一は若松孝二に「水のないプール」のシナリオを依頼されると、その場ですぐに引き受けた。現実に起きたクロロホルム事件に興味を持っていた内田は、第一稿を一週間ほどで上げる。若松はそれをすぐに印刷に回した。クランクインがずれて時間ができた。内田は監督と話しながらシナリオを練り直し、不要なところを削りに削ってシェイプアップした。第一稿では、プールの少女はシンナーを吸ったり売春をしたりするが、シャボン玉を吹くだけの少女になった。少女もシャボン玉も内田シナリオの定番。また、中村れい子の役名ねりかは、「妹」の秋吉久美子の役名ねり、「きらい・じゃないよ」シリーズにも登場するねりを連想させる。

底本:月刊「シナリオ」1982年3月号

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妹 表紙画像

内田栄一

990円(税込)

2022-05-12

1974年、藤田敏八監督から電話があり遊びにいくと「ちょっと出てよ」といわれ、「赤ちょうちん」に刑事役で出演する。その打ち上げで藤田監督は「妹」のシナリオを依頼。内田栄一のシナリオデビュー作となる。
妹という存在は内田のテーマの一つ。「身近にいる女なのに手をつけられない、タブーに包まれているところがいい」と定義する。遺作「きらい・じゃないよ2」でも妹と兄の不思議な関係が描かれている。

底本:月刊「シナリオ」1974年10月号

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きらい・じゃないよ2 表紙画像

きらい・じゃないよ2

内田栄一

990円(税込)

2022-05-12

「きらい・じゃないよ」に続く内田栄一の脚本・監督作品。前作は8ミリで撮影し度肝を抜いたが、今回は35ミリ。劇場用第一回監督作品であり、遺作となった。
シナリオの舞台となっているのは愛媛県の五十崎。内田栄一の父親の故郷である。シナリオハンティングを何度も行って、その土地のにおいがしみついてから、シナリオを書き始めたという。土地に付けられた名前は「百年まち」。そこの住人はみんな死んだ人たちだった……。

底本:撮影台本

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赤い帽子の女 表紙画像

赤い帽子の女

内田栄一

990円(税込)

2022-05-18

大正時代初期に、黙陽が雑誌『相対』にて発表した手記。黙陽は芥川龍之介のペンネームで、彼の性体験を記した作品ではないかと言われている。
1923年のドイツを舞台に、赤い帽子の女に惚れた日本人青年の姿を描く。シナリオの構成に重きを置かず、詩でも書くように、己の感覚的な表現を全面に出している。
内田栄一はシナリオ誌にて次のように語っている。「映画として完成したものは、最終稿である決定稿とは違っていた。お互いの言葉が通じない設定を重んじていたが、テンポの早い会話シーンが増えていた」
シナリオと映画のギャップへの怒りを述べている。

底本:月刊「シナリオ」1982年12月号

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